初心者必見 ゲームクリエイター向けPC 5つの選定基準

目次

ゲームクリエイター向けPCに求められる性能とは

ゲームクリエイター向けPCに求められる性能とは

制作ソフトの要求スペックから逆算する

ゲームクリエイターとして活動するなら、使用する制作ソフトウェアの要求スペックを満たすことが最優先です。

UnityやUnreal Engineといったゲームエンジン、Blenderや3ds Maxなどの3DCGソフト、Photoshopやクリップスタジオといったグラフィックツールは、それぞれ異なる負荷をPCにかけることが分かっています。

特にリアルタイムレンダリングを行うゲームエンジンでは、グラフィックボードの性能が制作効率を大きく左右してしまいますよね。

私がこれまで数多くのクリエイター向けPCを検証してきた経験から言えるのは、制作ソフトの推奨スペックではなく、快適動作を実現する理想スペックを基準にすべきという点です。

推奨スペックはあくまで「動作する最低ライン」であり、実際の制作現場では複数のソフトを同時起動したり、大規模なプロジェクトファイルを扱ったりするかもしれません。

クリエイター向けとゲーミングPCの違い

「ゲーミングPCで制作作業もできるんじゃないの?」と疑問に思った方もいるかもしれませんが、実際にはゲームクリエイター向けPCとゲーミングPCには明確な違いがあります。

ゲーミングPCは高フレームレートでのゲームプレイを重視するため、グラフィックボードに予算を集中させる傾向が強いです。

一方でゲームクリエイター向けPCは、CPUの演算性能、大容量メモリ、高速ストレージといった総合的なバランスが求められます。

特に3Dモデリングやアニメーション制作では、CPUによるシミュレーション計算やレンダリング処理が頻繁に発生するため、マルチコア性能の高いCPUが必要になります。

メモリについても、ゲーミングPCでは16GBで十分な場合が多いですが、クリエイター用途では32GB以上が当たり前になっています。

大規模なシーンデータや高解像度テクスチャを扱う際、メモリ不足はプロジェクト全体の進行を止めてしまう致命的な問題となるからです。

選定基準1:グラフィックボードの選び方

選定基準1:グラフィックボードの選び方

リアルタイムレンダリングに必要な性能

ゲームクリエイターにとってグラフィックボードは、制作環境の快適性を決定づける最も重要なパーツといえます。

UnityやUnreal Engineでのビューポート表示、リアルタイムレイトレーシング、プレビューレンダリングなど、制作工程のあらゆる場面でGPU性能が試されるのです。

現在の選択肢として、NVIDIAのGeForce RTX 50シリーズとAMDのRadeon RX 90シリーズがあります。

GeForce RTX 50シリーズはBlackwellアーキテクチャ採用により、レイトレーシング性能やAI性能を大幅に向上させており、DLSS 4やニューラルシェーダに対応することで、制作時のプレビュー品質と速度を両立できるのが大きな魅力です。

予算別の最適なグラフィックボード

予算に応じた最適なグラフィックボード選びについて、分かりやすくご説明しましょう。

エントリークラスではGeForce RTX5060Tiが最もバランスに優れています。

インディーゲーム開発や2Dゲーム制作、モバイルゲーム開発であれば、このクラスでも十分な性能を発揮するでしょう。

価格対性能比が非常に高く、初めてゲーム制作用PCを購入する方におすすめなのがこのモデルです。

ミドルクラスになるとGeForce RTX5070Tiが圧倒的な人気を誇ります。

Unreal Engine 5のNaniteやLumenといった最新機能を快適に使用でき、フルHD解像度でのリアルタイムレイトレーシングも実用的な速度で動作します。

コンシューマーゲーム開発を目指すクリエイターには、このクラス以上を強く推奨したいところ。

ハイエンドクラスではGeForce RTX5080RTX5090が選択肢に入ってきます。

4K解像度での制作作業や、複雑なパーティクルエフェクト、大規模なオープンワールド環境の構築など、プロフェッショナルな制作環境を求めるなら、これらのモデルを検討する価値があります。

GDDR7メモリと最大1.8TB/sの高速帯域により、大容量テクスチャやジオメトリデータの処理もスムーズです。

AMD Radeon RX 90シリーズについても触れておきましょう。

Radeon RX 9070XTはコストパフォーマンスに優れ、FSR 4による機械学習ベースのアップスケーリング技術が使えるため、AMD環境を好むクリエイターには魅力的な選択肢となります。

ただしゲームエンジンやプラグインの対応状況を考えると、現時点ではNVIDIA製品の方が安定性と互換性で優位性があるのが本音ではないでしょうか。

グラフィックボード 推奨用途 メモリ容量 価格帯
GeForce RTX5060Ti インディー・2D・モバイルゲーム開発 8GB/16GB エントリー
GeForce RTX5070 フルHDコンシューマーゲーム開発 12GB ミドル
GeForce RTX5070Ti フルHD~WQHDコンシューマーゲーム開発 16GB ミドルハイ
GeForce RTX5080 4Kゲーム開発・大規模プロジェクト 16GB ハイエンド
GeForce RTX5090 プロフェッショナル制作環境 32GB 最上位
Radeon RX 9070XT コスパ重視のミドルクラス制作 16GB ミドル

最新グラフィックボード(VGA)性能一覧


GPU型番 VRAM 3DMarkスコア
TimeSpy
3DMarkスコア
FireStrike
TGP 公式
URL
価格com
URL
GeForce RTX 5090 32GB 48289 101690 575W 公式 価格
GeForce RTX 5080 16GB 31886 77886 360W 公式 価格
Radeon RX 9070 XT 16GB 29904 66600 304W 公式 価格
Radeon RX 7900 XTX 24GB 29827 73249 355W 公式 価格
GeForce RTX 5070 Ti 16GB 26939 68764 300W 公式 価格
Radeon RX 9070 16GB 26287 60095 220W 公式 価格
GeForce RTX 5070 12GB 21769 56664 250W 公式 価格
Radeon RX 7800 XT 16GB 19755 50362 263W 公式 価格
Radeon RX 9060 XT 16GB 16GB 16424 39278 145W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 16GB 16GB 15862 38108 180W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 8GB 8GB 15726 37886 180W 公式 価格
Arc B580 12GB 14518 34836 190W 公式 価格
Arc B570 10GB 13630 30785 150W 公式 価格
GeForce RTX 5060 8GB 13094 32283 145W 公式 価格
Radeon RX 7600 8GB 10733 31666 165W 公式 価格
GeForce RTX 4060 8GB 10563 28517 115W 公式 価格

VRAMの重要性を理解する

グラフィックボードを選ぶ際、GPU性能だけでなくVRAM(ビデオメモリ)容量も極めて重要です。

高解像度テクスチャ、複雑な3Dモデル、大量のポリゴンデータを扱う場合、VRAM不足は作業効率を著しく低下させてしまいますよね。

特にUnreal Engine 5のような最新ゲームエンジンでは、リアルタイムグローバルイルミネーションやバーチャルジオメトリ技術により、従来以上にVRAMを消費する傾向が強まっています。

私の経験則として、本格的なゲーム制作を行うなら最低でも12GB、できれば16GB以上のVRAMを搭載したモデルを選ぶべきだと考えています。

8GBモデルでも小規模プロジェクトなら対応できますが、プロジェクトの規模拡大に伴って必ず限界が訪れます。

後からグラフィックボードを買い替えるコストを考えると、最初から余裕のあるVRAM容量を確保しておいた方が結果的に経済的なのです。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT R67B

パソコンショップSEVEN ZEFT R67B
【ZEFT R67B スペック】
CPUAMD Ryzen5 8600G 6コア/12スレッド 5.00GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製)
ケースDeepCool CH160 PLUS Black
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R67B

パソコンショップSEVEN ZEFT R65K

パソコンショップSEVEN ZEFT R65K
【ZEFT R65K スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースCoolerMaster Silencio S600
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R65K

パソコンショップSEVEN ZEFT R66I

パソコンショップSEVEN ZEFT R66I
【ZEFT R66I スペック】
CPUAMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースOkinos Mirage 4 ARGB Black
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
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パソコンショップSEVEN ZEFT R66I

パソコンショップSEVEN ZEFT R59FJB

パソコンショップSEVEN ZEFT R59FJB
【ZEFT R59FJB スペック】
CPUAMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
グラフィックボードRadeon RX 7900XTX (VRAM:24GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7400Gbps/7000Gbps Crucial製)
ケースASUS TUF Gaming GT502 Black
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M Pro-A WiFi
電源ユニット1000W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (アスロック製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
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パソコンショップSEVEN ZEFT R59FJB

選定基準2:CPUの選び方

選定基準2:CPUの選び方

マルチコア性能がクリエイター作業を加速する

CPU選びはゲームクリエイター向けPCにおいて、グラフィックボードと同等かそれ以上に重要な要素です。

3Dモデルのベイク処理、ライティングのビルド、物理シミュレーション、最終レンダリングなど、CPUに依存する処理は制作工程全体に渡って存在します。

特にマルチコア性能が高いCPUほど、これらの処理を並列実行して時間を短縮できるため、制作効率が劇的に向上することが分かっています。

現在の主流はIntelのCore Ultra 200シリーズとAMDのRyzen 9000シリーズです。

Intel Core Ultra 7 265Kや265KFは、Lion CoveとSkymontのハイブリッドアーキテクチャにより、シングルスレッド性能とマルチスレッド性能のバランスが優れており、ゲームエンジンでの作業からレンダリングまで幅広く対応できるのが魅力となっています。

IntelとAMD、どちらを選ぶべきか

「結局IntelとAMDはどっちがいいの?」と悩む方は多いのではないでしょうか。

答えはシンプル。

ゲーム制作においては、使用するソフトウェアとの相性、そして予算で決めるのが正解です。

Intel Core Ultraシリーズの強みは、統合NPUによるAI処理の強化と、Thunderbolt 4などの高速I/O対応にあります。

外部ストレージへの大容量データ転送が頻繁に発生する制作環境では、この点が大きなアドバンテージになるでしょう。

Core Ultra 9 285Kや285KFはハイエンドモデルとして、複雑なシーンのベイク処理やマルチタスク環境で真価を発揮します。

一方、AMD Ryzen 9000シリーズは、特にRyzen 7 9800X3Dが注目に値します。

3D V-Cache技術により大容量キャッシュを搭載し、データアクセスが頻繁に発生するゲームエンジンでの作業において、体感できるレベルでの高速化を実現しているのです。

Ryzen 9 9950X3Dになると、さらに多くのコアとキャッシュを活用でき、プロフェッショナルな制作環境を構築できます。

コストパフォーマンスを重視するなら、Ryzen 7 9700XCore Ultra 7 265Kが最適解となります。

これらのミドルハイクラスCPUは、価格を抑えながらも十分な性能を提供し、インディーゲーム開発から中規模のコンシューマーゲーム開発まで対応可能です。

最新CPU性能一覧


型番 コア数 スレッド数 定格クロック 最大クロック Cineスコア
Multi
Cineスコア
Single
公式
URL
価格com
URL
Core Ultra 9 285K 24 24 3.20GHz 5.70GHz 42708 2460 公式 価格
Ryzen 9 9950X 16 32 4.30GHz 5.70GHz 42463 2264 公式 価格
Ryzen 9 9950X3D 16 32 4.30GHz 5.70GHz 41502 2255 公式 価格
Core i9-14900K 24 32 3.20GHz 6.00GHz 40801 2353 公式 価格
Ryzen 9 7950X 16 32 4.50GHz 5.70GHz 38289 2074 公式 価格
Ryzen 9 7950X3D 16 32 4.20GHz 5.70GHz 38214 2045 公式 価格
Core Ultra 7 265K 20 20 3.30GHz 5.50GHz 36990 2351 公式 価格
Core Ultra 7 265KF 20 20 3.30GHz 5.50GHz 36990 2351 公式 価格
Core Ultra 9 285 24 24 2.50GHz 5.60GHz 35373 2193 公式 価格
Core i7-14700K 20 28 3.40GHz 5.60GHz 35234 2230 公式 価格
Core i9-14900 24 32 2.00GHz 5.80GHz 33498 2204 公式 価格
Ryzen 9 9900X 12 24 4.40GHz 5.60GHz 32646 2233 公式 価格
Core i7-14700 20 28 2.10GHz 5.40GHz 32282 2098 公式 価格
Ryzen 9 9900X3D 12 24 4.40GHz 5.50GHz 32172 2189 公式 価格
Ryzen 9 7900X 12 24 4.70GHz 5.60GHz 29027 2036 公式 価格
Core Ultra 7 265 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28319 2152 公式 価格
Core Ultra 7 265F 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28319 2152 公式 価格
Core Ultra 5 245K 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25252 0 公式 価格
Core Ultra 5 245KF 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25252 2171 公式 価格
Ryzen 7 9700X 8 16 3.80GHz 5.50GHz 22907 2208 公式 価格
Ryzen 7 9800X3D 8 16 4.70GHz 5.40GHz 22895 2088 公式 価格
Core Ultra 5 235 14 14 3.40GHz 5.00GHz 20693 1856 公式 価格
Ryzen 7 7700 8 16 3.80GHz 5.30GHz 19354 1934 公式 価格
Ryzen 7 7800X3D 8 16 4.50GHz 5.40GHz 17593 1813 公式 価格
Core i5-14400 10 16 2.50GHz 4.70GHz 15921 1775 公式 価格
Ryzen 5 7600X 6 12 4.70GHz 5.30GHz 15169 1978 公式 価格

クロック周波数とコア数のバランス

CPUを選ぶ際、クロック周波数とコア数のどちらを優先すべきか迷う方もいるのではないでしょうか。

ゲームクリエイター向けPCでは、両方のバランスが取れたCPUを選ぶことが最も重要です。

高クロック周波数はゲームエンジンのエディタ操作やスクリプトのコンパイルを高速化し、多コアはレンダリングやビルド処理を並列化して時間短縮に貢献します。

現行のCore Ultra 200シリーズやRyzen 9000シリーズは、いずれもこのバランスを高い次元で実現しています。

Zen5アーキテクチャやLion Coveアーキテクチャにより、従来世代と比較して発熱を抑えながら性能を向上させているため、長時間の制作作業でも安定した動作が期待できるのです。

CPU コア/スレッド数 ベースクロック 推奨用途 価格帯
Core Ultra 5 235 10/16 3.2GHz エントリークリエイター エントリー
Ryzen 7 9700X 8/16 3.8GHz インディー~中規模開発 ミドル
Core Ultra 7 265K 20/20 3.9GHz 中規模~大規模開発 ミドルハイ
Ryzen 7 9800X3D 8/16 4.7GHz ゲームエンジン最適化 ミドルハイ
Core Ultra 9 285K 24/24 3.7GHz プロフェッショナル環境 ハイエンド
Ryzen 9 9950X3D 16/32 4.3GHz 最上位クリエイター環境 最上位


選定基準3:メモリ容量と速度

選定基準3:メモリ容量と速度

32GBが新たなスタンダード

ゲームクリエイター向けPCにおいて、メモリ容量は妥協してはいけない要素の一つです。

現在のゲーム開発環境では、32GBが実質的な最低ラインであり、本格的な制作を行うなら64GB以上を視野に入れるべきだと私は考えています。

Unreal Engine 5やUnityで大規模なシーンを開くと、エディタだけで10GB以上のメモリを消費することも珍しくありません。

さらにPhotoshopやBlenderを同時起動し、Chromeで資料を参照しながら作業するとなると、16GBでは明らかに不足してしまいますよね。

メモリ不足によるスワップが発生すると、SSDへのアクセスが頻発して作業効率が大幅に低下するだけでなく、SSDの寿命も縮めてしまう可能性があるからです。

DDR5メモリの性能を活かす

現在のIntel Core Ultra 200シリーズとAMD Ryzen 9000シリーズは、いずれもDDR5メモリに対応しています。

DDR4と比較してDDR5は帯域幅が大幅に向上しており、大容量データの読み書きが頻繁に発生するゲーム制作環境では、この性能差が体感できるレベルで現れるのです。

DDR5-5600が現在の主流規格となっており、BTOパソコンを選ぶ際もこの規格を基準にすべきでしょう。

より高速なDDR5-6000やDDR5-6400も存在しますが、価格差に見合った性能向上が得られるかは用途次第です。

ゲームエンジンでの作業においては、速度よりも容量を優先した方が実用的な場合が多いと私は感じています。

メモリメーカーについては、信頼性の高いMicron(Crucial)、GSkill、Samsungといったブランドから選ぶのが安全です。

BTOパソコンを購入する際は、これらの人気メーカーのメモリを選択できるショップを選ぶことで、長期的な安定性を確保できます。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT Z57Y

パソコンショップSEVEN ZEFT Z57Y
【ZEFT Z57Y スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265K 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースCoolerMaster MasterFrame 600 Black
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
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パソコンショップSEVEN ZEFT Z57Y

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54FC

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54FC
【ZEFT Z54FC スペック】
CPUIntel Core Ultra5 245KF 14コア/14スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースINWIN A1 PRIME ピンク
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860I WiFi
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
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パソコンショップSEVEN ZEFT Z54FC

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56G

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56G
【ZEFT Z56G スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
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パソコンショップSEVEN ZEFT Z56G

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56A

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56A
【ZEFT Z56A スペック】
CPUIntel Core i5 14400F 10コア/16スレッド 4.70GHz(ブースト)/2.50GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースASUS Prime AP201 Tempered Glass ホワイト
マザーボードintel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
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パソコンショップSEVEN ZEFT Z56A

デュアルチャネル構成は必須

メモリを選ぶ際、容量だけでなく構成にも注意が必要です。

デュアルチャネル構成(2枚組)でメモリを搭載することは、ゲームクリエイター向けPCにおいて必須条件といえます。

シングルチャネル(1枚)構成と比較して、デュアルチャネルは理論上2倍の帯域幅を実現し、実際の作業でも明確な性能差が現れることが分かっています。

32GBを搭載する場合は16GB×2枚、64GBなら32GB×2枚という構成が基本です。

将来的な拡張性を考慮して、4スロットあるマザーボードで16GB×2枚から始め、後から16GB×2枚を追加して64GBにするという選択肢もあります。

ただし異なるタイミングで購入したメモリを混在させると、相性問題が発生するリスクがあるため、可能であれば最初から必要な容量を確保しておいた方が無難でしょう。

選定基準4:ストレージ構成の最適解

選定基準4:ストレージ構成の最適解

システム用とプロジェクト用の分離

ストレージ構成は、ゲームクリエイターの作業効率を左右する重要な要素です。

システムドライブとプロジェクトデータ用ドライブを分離することが、安定性とパフォーマンスの両立につながるという点を、まず理解する必要があります。

システムドライブには高速なNVMe M.2 SSDを使用し、OSと制作ソフトウェアをインストールします。

一方、プロジェクトデータ用には大容量のSSDを別途用意することで、システムの動作とデータアクセスが干渉せず、安定した作業環境を維持できるのです。

さらにバックアップ用として外付けストレージを用意すれば、データ損失のリスクも最小化できます。

Gen.4とGen.5、どちらを選ぶべきか

現在のSSD市場では、PCIe Gen.4 SSDとGen.5 SSDが選択肢として存在します。

Gen.5 SSDは最大14,000MB/s超という驚異的な読込速度を実現していますが、発熱が非常に高く大型ヒートシンクやアクティブ冷却が必要になるため、実用性の面では課題が残ります。

コストパフォーマンスと実用性を考慮すると、現時点ではPCIe Gen.4 SSDが最適解だと私は考えています。

Gen.4 SSDでも7,000MB/s前後の速度が出るため、ゲームエンジンのプロジェクト読み込みや大容量アセットの転送において、体感できる遅延はほとんど発生しません。

Gen.5の価格プレミアムを考えると、その予算をメモリやグラフィックボードに回した方が、総合的な制作環境の向上につながるでしょう。

容量は2TB以上を推奨

ストレージ容量については、システムドライブで1TB、プロジェクトデータ用で2TB以上を確保することを強く推奨します。

ゲーム開発プロジェクトは、テクスチャ、3Dモデル、オーディオファイル、ビルドデータなど、膨大なファイルで構成されます。

中規模のプロジェクトでも100GB以上、大規模になると数百GBに達することも珍しくありません。

人気のSSDメーカーとして、WD(WESTERN DIGITAL)、Crucial、キオクシアが挙げられます。

これらのメーカーは信頼性が高く、BTOパソコンでも選択できるショップが多いため、購入時の選択肢として覚えておくとよいでしょう。

特にWDのBlackシリーズやCrucialのP5 Plusシリーズは、クリエイター向けPCで高い人気を誇ります。

HDDについては、ゲームクリエイター向けPCでは補助的な役割に留まります。

アーカイブ用途や、頻繁にアクセスしない過去プロジェクトの保存先としては有効ですが、アクティブなプロジェクトをHDDに置くのは避けるべきです。

読み込み速度の遅さが、制作作業全体のボトルネックになってしまいますよね。

ストレージ構成 システムドライブ プロジェクトドライブ 推奨用途
エントリー構成 Gen.4 SSD 1TB Gen.4 SSD 1TB 小規模プロジェクト・学習用
スタンダード構成 Gen.4 SSD 1TB Gen.4 SSD 2TB インディー~中規模開発
プロフェッショナル構成 Gen.4 SSD 1TB Gen.4 SSD 4TB 大規模開発・複数プロジェクト並行
ハイエンド構成 Gen.5 SSD 2TB Gen.4 SSD 4TB×2 スタジオ環境・最上位

選定基準5:冷却システムとケース選び

選定基準5:冷却システムとケース選び

発熱管理が長時間作業の鍵

ゲームクリエイターは、レンダリングやビルド処理など、PCに高負荷をかける作業を長時間行うことが多いです。

そのため、適切な冷却システムを備えたPCを選ぶことは、安定性と寿命の両面で極めて重要だといえます。

現在のCore Ultra 200シリーズやRyzen 9000シリーズは、旧世代と比較して発熱が抑制されているため、空冷CPUクーラーでも十分な冷却性能を確保できます。

DEEPCOOLやサイズ、Noctuaといった人気メーカーの高性能空冷クーラーを選べば、通常の制作作業で温度問題に悩まされることはほとんどないでしょう。

ただし、Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950X3Dといったハイエンドモデルを選択し、長時間のレンダリング作業を頻繁に行う場合は、水冷CPUクーラーも検討する価値があります。

DEEPCOOL、Corsair、NZXTなどの簡易水冷クーラーは、静音性と冷却性能を高いレベルで両立しており、プロフェッショナルな制作環境に適しています。


パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN ZEFT R60IE

パソコンショップSEVEN ZEFT R60IE
【ZEFT R60IE スペック】
CPUAMD Ryzen5 9600 6コア/12スレッド 5.20GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
マザーボードAMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60IE

パソコンショップSEVEN SR-u7-6170D/S9

パソコンショップSEVEN SR-u7-6170D/S9
【SR-u7-6170D/S9 スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265K 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-u7-6170D/S9

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56AB

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56AB
【ZEFT Z56AB スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースCoolerMaster Silencio S600
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56AB

パソコンショップSEVEN SR-u5-4070N/S9

パソコンショップSEVEN SR-u5-4070N/S9
【SR-u5-4070N/S9 スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-u5-4070N/S9

パソコンショップSEVEN ZEFT R59FBA

パソコンショップSEVEN ZEFT R59FBA
【ZEFT R59FBA スペック】
CPUAMD Ryzen7 9700X 8コア/16スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060Ti (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P10 FLUX
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B650 チップセット ASRock製 B650M Pro X3D WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R59FBA

ケースデザインと機能性の両立

PCケース選びは、単なる外観の問題ではありません。

エアフロー設計、拡張性、メンテナンス性といった実用的な要素が、長期的な使用において大きな差を生むのです。

最近のトレンドとして、2面または3面が強化ガラス製のピラーレスケースが人気を集めています。

NZXTやLian Li、Antecといったメーカーのピラーレスケースは、内部が見渡せる美しいデザインと、優れたエアフローを両立しているのが魅力です。

自作PCやBTOパソコンのカスタマイズで、こだわりの構成を視覚的に楽しみたいクリエイターには最適でしょう。

一方で、Fractal DesignやCorsairが展開する木製パネルケースも注目に値します。

高級木材を使用したフロントパネルは、オフィスや自宅の作業スペースに自然に溶け込み、落ち着いた雰囲気を演出してくれます。

機能性とインテリア性を両立させたい方におすすめなのがこのタイプです。

スタンダードなケースを求めるなら、DEEPCOOLやCOOLER MASTER、Thermaltakeの製品が実用的です。

側面1面が強化ガラスでエアフローに優れた設計は、安定性を最優先するクリエイターに適しています。

RGBライティングを楽しみたい場合は、CorsairやASUS、Fractal Designのゲーミングケースという選択肢もあります。

拡張性を見据えたケース選び

ゲームクリエイター向けPCでは、将来的なパーツ交換や追加を見据えて、拡張性の高いケースを選ぶことが賢明です。

グラフィックボードの大型化が進んでいるため、最大330mm以上のGPUクリアランスを持つケースを選ぶべきでしょう。

また、ストレージベイが複数あり、2.5インチSSDや3.5インチHDDを追加できる余地があると、プロジェクトの増加に柔軟に対応できます。

ケーブルマネジメント機能も重要です。

裏配線スペースが十分に確保されたケースは、内部の整理整頓がしやすく、エアフローの妨げにもなりません。

メンテナンス性の高さは、長期的な使用において大きなアドバンテージとなるのです。

BTOパソコンと自作PC、どちらを選ぶべきか

BTOパソコンと自作PC、どちらを選ぶべきか

BTOパソコンのメリット

ゲームクリエイター向けPCを入手する方法として、BTOパソコンと自作PCという2つの選択肢があります。

初心者や、すぐに制作を始めたいクリエイターにはBTOパソコンを強く推奨します。

BTOパソコンの最大のメリットは、動作保証とサポート体制が整っている点です。

パーツの相性問題やトラブルシューティングに時間を取られることなく、届いたその日から制作作業に集中できます。

また、主要なBTOショップでは、Micron(Crucial)、GSkill、WD、Crucialといった人気メーカーのパーツを選択できるため、品質面での不安も少ないでしょう。

さらに、BTOパソコンは組み立て済みで出荷されるため、OSのインストールやドライバの設定といった初期セットアップの手間が省けます。

ゲーム制作に集中したいクリエイターにとって、この時間短縮は大きな価値があるのです。

自作PCのメリットと注意点

一方、PCハードウェアに詳しく、自分で最適な構成を追求したいクリエイターには、自作PCという選択肢もあります。

自作PCの最大のメリットは、パーツ一つ一つを自分の用途に合わせて厳選できる自由度の高さです。

CPUクーラーをDEEPCOOLの特定モデルにしたい、ケースはLian Liのピラーレスケースにこだわりたい、メモリはGSkillの高クロックモデルを選びたいといった細かな要望を、すべて実現できます。

また、将来的なアップグレードも自分のペースで行えるため、長期的なコストパフォーマンスに優れる場合もあるでしょう。

ただし自作PCには、パーツの相性問題やトラブル時の自己解決が求められるというデメリットもあります。

初めてPCを組む場合、CPUの取り付けやメモリの挿入、ケーブル配線など、慣れない作業に時間がかかってしまいますよね。

また、パーツ単体での購入となるため、初期不良が発生した際の対応も自分で行う必要があります。

結局どちらを選ぶべきか

ゲーム制作を始めたばかりの初心者や、ハードウェアの知識に自信がない方は、迷わずBTOパソコンを選ぶべきです。

信頼性の高いショップで、この記事で紹介した選定基準に沿ったスペックを選択すれば、快適な制作環境を手に入れられます。

一方、PCハードウェアに精通しており、パーツ選びから組み立てまでを楽しめる方は、自作PCに挑戦する価値があります。

ただしその場合でも、制作スケジュールに余裕を持ち、トラブル対応の時間を確保しておくことが重要です。

予算別の推奨構成

予算別の推奨構成

エントリークラス(15万円~20万円)

ゲーム制作を学び始めた学生や、趣味でインディーゲーム開発に挑戦したい方向けの構成です。

この予算帯では、Core Ultra 5 235FとGeForce RTX5060Tiの組み合わせが最もバランスに優れています

メモリは32GB(16GB×2)、ストレージはGen.4 SSD 1TBを基本とし、将来的な拡張余地を残した構成が理想的でしょう。

この構成でも、UnityやUnreal Engineでの基本的なゲーム開発は十分に可能です。

2Dゲームやモバイルゲーム、シンプルな3Dゲームであれば、快適に制作作業を進められます。

ただし大規模なオープンワールドゲームや、高度なレイトレーシングを使用したプロジェクトには力不足を感じるかもしれません。

ミドルクラス(25万円~35万円)

本格的にゲーム開発に取り組むクリエイターに最適な価格帯です。

Ryzen 7 9700XまたはCore Ultra 7 265KFと、GeForce RTX5070Tiの組み合わせが、この価格帯での最強構成といえます。

メモリは32GB、ストレージはシステム用Gen.4 SSD 1TBとプロジェクト用Gen.4 SSD 2TBの2ドライブ構成を推奨します。

この構成なら、Unreal Engine 5の最新機能を活用した開発や、フルHD解像度でのリアルタイムレイトレーシングも実用的な速度で動作します。

インディーゲームから中規模のコンシューマーゲーム開発まで、幅広いプロジェクトに対応できる汎用性の高さが魅力です。

ハイエンドクラス(40万円~60万円)

プロフェッショナルな制作環境を求めるクリエイターや、スタジオでの使用を想定した構成です。

Ryzen 9 9950X3DまたはCore Ultra 9 285Kと、GeForce RTX5080の組み合わせにより、あらゆる制作作業を快適にこなせる環境が実現します。

メモリは64GB(32GB×2)、ストレージはシステム用Gen.4 SSD 2TBとプロジェクト用Gen.4 SSD 4TBの構成が理想的です。

この構成では、4K解像度での制作作業、複雑なパーティクルエフェクト、大規模なオープンワールド環境の構築など、最も要求の厳しいプロジェクトにも対応できます。

複数のプロジェクトを並行して進める場合や、チームでの開発においても、ストレスフリーな作業環境を維持できるでしょう。

最上位クラス(60万円以上)

商業スタジオや、最高峰の制作環境を追求するクリエイター向けの構成です。

Core Ultra 9 285KとGeForce RTX5090の組み合わせは、現時点で到達可能な最高性能を提供します。

メモリは64GB以上(場合によっては128GB)、ストレージはGen.5 SSD 2TBをシステム用に、Gen.4 SSD 4TB×2をプロジェクト用に配置する贅沢な構成も視野に入ります。

この構成なら、8K解像度でのプレビューや、映画品質のリアルタイムレンダリング、大規模なマルチプレイヤーゲームの開発環境構築など、あらゆる要求に応えられます。

ただし、この価格帯になると投資対効果を慎重に検討する必要があるでしょう。

予算帯 CPU GPU メモリ ストレージ 推奨用途
エントリー(15~20万円) Core Ultra 5 235F RTX5060Ti 32GB Gen.4 1TB 学習・小規模開発
ミドル(25~35万円) Ryzen 7 9700X / Core Ultra 7 265KF RTX5070Ti 32GB Gen.4 1TB + 2TB インディー~中規模開発
ハイエンド(40~60万円) Ryzen 9 9950X3D / Core Ultra 9 285K RTX5080 64GB Gen.4 2TB + 4TB プロフェッショナル環境
最上位(60万円以上) Core Ultra 9 285K RTX5090 64~128GB Gen.5 2TB + Gen.4 4TB×2 スタジオ・最高峰環境

周辺機器も重要な要素

周辺機器も重要な要素

モニター選びで作業効率が変わる

ゲームクリエイター向けPCの性能を最大限に活かすには、適切なモニターの選択が不可欠です。

デュアルモニター環境は、ゲーム制作において必須といっても過言ではありません

メインモニターにゲームエンジンのビューポートを表示し、サブモニターにアセットブラウザやコードエディタを配置することで、作業効率が劇的に向上するのです。

メインモニターには、27インチ以上のWQHD(2560×1440)または4K(3840×2160)解像度のモデルを推奨します。

IPSパネルで色再現性が高く、リフレッシュレート60Hz以上のモデルを選べば、ゲームのプレビュー表示も滑らかです。

サブモニターは、24インチのフルHD(1920×1080)で十分でしょう。

入力デバイスの重要性

キーボードとマウスも、長時間の制作作業において重要な役割を果たします。

特にゲームエンジンでのショートカット操作が多いクリエイターには、メカニカルキーボードがおすすめです。

タイピング感が明確で、長時間使用しても疲れにくい特性があります。

マウスについては、高精度なセンサーを搭載したゲーミングマウスが、3Dビューポートでの細かな操作に適しています。

サイドボタンにショートカットを割り当てることで、作業効率をさらに高められるでしょう。

購入後のメンテナンスと拡張

購入後のメンテナンスと拡張

定期的な清掃が寿命を延ばす

ゲームクリエイター向けPCは高価な投資ですから、適切なメンテナンスにより長く使い続けたいものです。

最も重要なメンテナンスは、定期的な内部清掃だといえます。

PCケース内部にホコリが蓄積すると、冷却性能が低下し、パーツの温度上昇につながります。

3ヶ月に1度程度、エアダスターを使用してファンやヒートシンクのホコリを除去することで、安定した動作を維持できるのです。

特にグラフィックボードのファンは、ホコリが溜まりやすい部分ですから、重点的にチェックしましょう。

将来的なアップグレード計画

ゲーム開発技術の進化は速く、数年後には現在のスペックでは不足を感じる場面が出てくるかもしれません。

そのため、購入時点で将来的なアップグレードパスを考慮しておくことが賢明です。

最も効果的なアップグレードは、グラフィックボードの交換でしょう。

ゲームエンジンの新機能や、より高度なビジュアル表現を実現するには、GPU性能の向上が直接的に効いてきます。

次にメモリの増設も、比較的容易で効果の高いアップグレードです。

32GBから64GBへの増設は、大規模プロジェクトへの対応力を大きく高めます。

CPUの交換は、マザーボードのソケット互換性に依存するため、計画的に行う必要があります。

購入時点で最新世代のCPUとマザーボードを選んでおけば、同世代内でのアップグレードが可能になるでしょう。

よくある質問

よくある質問

ゲーミングPCとクリエイター向けPCの違いは何ですか

ゲーミングPCはグラフィックボードに予算を集中させ、高フレームレートでのゲームプレイを重視した構成になっています。

一方、ゲームクリエイター向けPCは、CPUのマルチコア性能、大容量メモリ、高速ストレージといった総合的なバランスが求められます。

特に3Dモデリングやレンダリング作業では、CPUとメモリの性能が制作効率を大きく左右するため、これらのパーツに十分な予算を配分することが重要です。

最低限必要なスペックはどれくらいですか

本格的なゲーム制作を行うなら、Core Ultra 5 235FまたはRyzen 5 9600以上のCPU、GeForce RTX5060Ti以上のグラフィックボード、32GBのメモリ、1TB以上のNVMe SSDが最低ラインとなります。

これより低いスペックでも小規模なプロジェクトは可能ですが、プロジェクトの成長に伴って必ず限界を感じることになるでしょう。

BTOパソコンを選ぶ際の注意点は何ですか

BTOパソコンを選ぶ際は、使用されているパーツのメーカーや型番を確認できるショップを選ぶことが重要です。

特にメモリ、ストレージ、電源ユニットは、品質によって安定性が大きく変わります。

また、カスタマイズの自由度が高く、この記事で紹介した選定基準に沿った構成を実現できるショップを選びましょう。

保証期間やサポート体制も、購入前に必ず確認しておくべきポイントです。

メモリは後から増設できますか

ほとんどのデスクトップPCでは、メモリの増設が可能です。

ただし、マザーボードのメモリスロット数と最大容量に制限があるため、購入前に確認しておく必要があります。

また、異なるタイミングで購入したメモリを混在させると、相性問題が発生する可能性があるため、可能であれば同じメーカー・同じ型番のメモリを追加することをおすすめします。

グラフィックボードは何年くらいで交換すべきですか

ゲームエンジンの進化速度や、制作するゲームの要求スペックによって異なりますが、一般的には3~4年程度が交換の目安となります。

ただし、現在のGeForce RTX 50シリーズのような高性能モデルを選んでおけば、5年以上使い続けることも十分に可能でしょう。

制作するゲームの規模や、使用する機能によって判断することが大切です。

水冷と空冷、どちらのCPUクーラーを選ぶべきですか

Core Ultra 7やRyzen 7クラスまでなら、高性能な空冷CPUクーラーで十分な冷却性能を確保できます。

DEEPCOOLやNoctuaの高性能空冷クーラーは、静音性も優れています。

Core Ultra 9やRyzen 9の最上位モデルを選び、長時間のレンダリング作業を頻繁に行う場合は、簡易水冷クーラーを検討する価値があるでしょう。

ただし、水冷クーラーはメンテナンスの手間が増えるため、その点も考慮して選択してください。

ノートPCでもゲーム制作は可能ですか

高性能なゲーミングノートPCであれば、ある程度のゲーム制作は可能です。

ただし、デスクトップPCと比較すると、同じ価格帯での性能は劣り、拡張性やアップグレードの自由度も限られます。

また、長時間の高負荷作業では発熱や騒音の問題も発生しやすいです。

本格的にゲーム制作に取り組むなら、デスクトップPCを選ぶことを強く推奨します。

ノートPCは、外出先でのスクリプト編集や軽作業用のサブマシンとして活用するのが現実的でしょう。

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ゲームタイトル 発売日 推奨スペック 公式
URL
Steam
URL
Street Fighter 6 / ストリートファイター6 2023/06/02 プロセッサー: Core i7 8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: RTX2070 / Radeon RX 5700XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Monster Hunter Wilds
/ モンスターハンターワイルズ
2025/02/28 プロセッサー:Core i5-11600K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce RTX 2070/ RTX 4060 / Radeon RX 6700XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Apex Legends
/ エーペックスレジェンズ
2020/11/05 プロセッサー: Ryzen 5 / Core i5
グラフィック: Radeon R9 290/ GeForce GTX 970
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
ロマンシング サガ2
リベンジオブザセブン
2024/10/25 プロセッサー: Core i5-6400 / Ryzen 5 1400
グラフィック:GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570
メモリ: 8 GB RAM
公式 steam
黒神話:悟空 2024/08/20 プロセッサー: Core i7-9700 / Ryzen 5 5500
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5700 XT / Arc A750
公式 steam
メタファー:リファンタジオ 2024/10/11 プロセッサー: Core i5-7600 / Ryzen 5 2600
グラフィック:GeForce GTX 970 / Radeon RX 480 / Arc A380
メモリ: 8 GB RAM
公式 steam
Call of Duty: Black Ops 6 2024/10/25 プロセッサー:Core i7-6700K / Ryzen 5 1600X
グラフィック: GeForce RTX 3060 / GTX 1080Ti / Radeon RX 6600XT
メモリー: 12 GB RAM
公式 steam
ドラゴンボール Sparking! ZERO 2024/10/11 プロセッサー: Core i7-9700K / Ryzen 5 3600
グラフィック:GeForce RTX 2060 / Radeon RX Vega 64
メモリ: 16 GB RAM
公式 steam
ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE 2024/06/21 プロセッサー: Core i7-8700K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce GTX 1070 / RADEON RX VEGA 56
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
ファイナルファンタジーXIV
黄金のレガシー
2024/07/02 プロセッサー: Core i7-9700
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5600 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Cities: Skylines II 2023/10/25 プロセッサー:Core i5-12600K / Ryzen 7 5800X
グラフィック: GeForce RTX 3080 | RadeonRX 6800 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
ドラゴンズドグマ 2 2024/03/21 プロセッサー: Core i7-10700 / Ryzen 5 3600X
グラフィック GeForce RTX 2080 / Radeon RX 6700
メモリー: 16 GB
公式 steam
サイバーパンク2077:仮初めの自由 2023/09/26 プロセッサー: Core i7-12700 / Ryzen 7 7800X3D
グラフィック: GeForce RTX 2060 SUPER / Radeon RX 5700 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
ホグワーツ・レガシー 2023/02/11 プロセッサー: Core i7-8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: GeForce 1080 Ti / Radeon RX 5700 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
TEKKEN 8 / 鉄拳8 2024/01/26 プロセッサー: Core i7-7700K / Ryzen 5 2600
グラフィック: GeForce RTX 2070/ Radeon RX 5700 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Palworld / パルワールド 2024/01/19 プロセッサー: Core i9-9900K
グラフィック: GeForce RTX 2070
メモリー: 32 GB RAM
公式 steam
オーバーウォッチ 2 2023/08/11 プロセッサー:Core i7 / Ryzen 5
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 6400
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
Monster Hunter RISE: Sunbreak
/ モンスターハンターライズ:サンブレイク
2022/01/13 プロセッサー:Core i5-4460 / AMD FX-8300
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
BIOHAZARD RE:4 2023/03/24 プロセッサー: Ryzen 5 3600 / Core i7 8700
グラフィック: Radeon RX 5700 / GeForce GTX 1070
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
デッドバイデイライト 2016/06/15 プロセッサー: Core i3 / AMD FX-8300
グラフィック: 4GB VRAM以上
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
Forza Horizon 5 2021/11/09 プロセッサー: Core i5-8400 / Ryzen 5 1500X
グラフィック: GTX 1070 / Radeon RX 590
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam

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