DaVinci Resolve 映像編集PC どのグレードを選ぶべきか徹底解説

目次

DaVinci Resolveに必要なPCスペックの基準

DaVinci Resolveに必要なPCスペックの基準

映像編集の負荷を理解する

DaVinci Resolveで快適に作業するには、編集する映像の解像度とエフェクトの量で必要スペックが大きく変わります。

フルHDの簡単なカット編集なら控えめなスペックでも動作しますが、4Kや8Kの素材を扱い、カラーグレーディングやFusionでのVFX作業を行うなら、ハイエンドな構成が必要になってしまいますよね。

特にDaVinci Resolveはグラフィックボードの性能に大きく依存する設計になっており、CPUだけでなくGPUの選択が作業効率を左右することが分かっています。

ResolveのカラーページやFusionページではGPU演算が多用されるため、グラフィックボードへの投資を惜しむと後悔する可能性があるからです。

解像度別の推奨スペック目安

編集する映像の解像度によって、必要なPCスペックは段階的に上がっていきます。

フルHD編集ならミドルレンジのグラフィックボードとCPUで充分ですが、4K編集になるとミドルハイ以上、8K編集ではハイエンド構成が求められます。

メモリについても解像度が上がるほど大容量が必要で、フルHDなら16GBでも作業できますが、4Kでは32GB、8Kでは64GB以上を搭載した方がいいでしょう。

ストレージも高速なSSDが必須で、特に4K以上の素材を扱うならPCIe Gen.4以上のnVMe SSDを選択しない手はありませんね。

エントリーグレード:フルHD編集向け構成

エントリーグレード:フルHD編集向け構成

必要最低限で始める選択肢

フルHD解像度での基本的なカット編集とシンプルなカラーコレクションを行うなら、エントリーグレードの構成で作業を開始できます。

GeForce RTX5060TiまたはRadeon RX 9060XTをグラフィックボードに選び、CPUはCore Ultra 5 235FまたはRyzen 5 9600を組み合わせれば、基本的な編集作業には充分ですが、複雑なエフェクトを多用するには力不足。

メモリは16GBでも動作しますが、バックグラウンドで他のアプリケーションを起動することを考えると32GBを搭載しておくと安心感があります。

ストレージは1TBのPCIe Gen.4 SSDを選択し、素材用に追加で2TBのSSDを増設するのも効果的です。

エントリーグレードの実用性

このグレードで実際にどこまで作業できるかというと、YouTubeやSNS向けのフルHD動画編集なら問題なく対応できます。

ただしカラーグレーディングで複数のノードを重ねたり、Fusionで複雑な合成を行ったりすると、プレビューがカクついたりレンダリング時間が長くなったりするかもしれません。

予算を抑えて映像編集を始めたい方や、趣味レベルでの動画制作を考えている方におすすめなのがこの構成です。

将来的にグラフィックボードやメモリを増設する余地を残しておけば、スキルアップに合わせてアップグレードすることもないですし、長く使い続けることもできます。

パーツ 推奨スペック
GPU GeForce RTX5060Ti / Radeon RX 9060XT
CPU Core Ultra 5 235F / Ryzen 5 9600
メモリ 32GB DDR5-5600
ストレージ 1TB PCIe Gen.4 SSD + 2TB SSD
予算目安 15万円~20万円

ミドルグレード:4K編集の標準構成

ミドルグレード:4K編集の標準構成

パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN ZEFT R60IA

パソコンショップSEVEN ZEFT R60IA
【ZEFT R60IA スペック】
CPUAMD Ryzen5 9600 6コア/12スレッド 5.20GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M Pro-A WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60IA

パソコンショップSEVEN ZEFT R63S

パソコンショップSEVEN ZEFT R63S
【ZEFT R63S スペック】
CPUAMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースCoolerMaster MasterFrame 600 Black
マザーボードAMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R63S

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56BC

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56BC
【ZEFT Z56BC スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265F 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake The Tower 100 Black
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860I WiFi
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56BC

パソコンショップSEVEN ZEFT R61GG

パソコンショップSEVEN ZEFT R61GG
【ZEFT R61GG スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R61GG

パソコンショップSEVEN ZEFT R52I-Cube

パソコンショップSEVEN ZEFT R52I-Cube

「ゲーマーの信頼を獲得するモデル」? 最新かつパワフルなパフォーマンスで魅了するゲーミングPC
「大容量32GB DDR5、高速2TB SSDで非の打ち所がないスペック」? 快速ゲームプレイとデータ処理のチャンピオン
「コンパクトながらも存在感」? クリアパネルで中の美しさも披露する省スペースケース
「Ryzen 5 7600搭載」? スムーズなデイリータスクとゲーム体験をコミット

【ZEFT R52I-Cube スペック】
CPUAMD Ryzen5 7600 6コア/12スレッド 5.10GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースINWIN A1 PRIME ピンク
マザーボードAMD B650 チップセット MSI製 B650I EDGE WIFI
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R52I-Cube

4K編集に対応する性能バランス

4K解像度での本格的な映像編集を行うなら、ミドルグレードの構成が現実的な選択肢になります。

GeForce RTX5070またはRadeon RX 9070XTをグラフィックボードに据え、CPUにはCore Ultra 7 265KまたはRyzen 7 9700Xを組み合わせることで、4K素材のリアルタイムプレビューとスムーズなカラーグレーディングが実現します。

メモリは32GBを標準とし、予算に余裕があれば64GBまで増設すると複数のタイムラインを開いたり、After Effectsなど他のアプリケーションと併用したりする場合も安心です。

ストレージは2TBのPCIe Gen.4 SSDをシステム兼作業用に、さらに4TBのSSDを素材保存用に追加すれば、大量の4K素材を扱うプロジェクトでも容量不足に悩まされることは少ないでしょう。

プロフェッショナルな作業環境の入口

このグレードになると、フリーランスの映像クリエイターや小規模な制作会社でも充分に使える性能に到達します。

DaVinci ResolveのカラーページでHDRグレーディングを行ったり、Fusionページで中程度の複雑さのVFX作業を行ったりしても、ストレスを感じることはほとんどないでしょう。

CPUクーラーについては、Core Ultra 7やRyzen 7クラスなら空冷でも充分に冷却できますが、長時間のレンダリング作業を頻繁に行うなら水冷クーラーを検討するのも悪くありません。

DEEPCOOLやCorsairの簡易水冷クーラーなら、静音性と冷却性能のバランスが取れています。

パーツ 推奨スペック
GPU GeForce RTX5070 / Radeon RX 9070XT
CPU Core Ultra 7 265K / Ryzen 7 9700X
メモリ 32GB~64GB DDR5-5600
ストレージ 2TB PCIe Gen.4 SSD + 4TB SSD
CPUクーラー 空冷または簡易水冷
予算目安 25万円~35万円

ハイエンドグレード:8K・VFX対応の最強構成

ハイエンドグレード:8K・VFX対応の最強構成

妥協のない性能を求めるなら

8K映像の編集や、複雑なVFX作業、3DCGとの統合作業を行うなら、ハイエンドグレードの構成が必要になります。

GeForce RTX5080またはRTX5090をグラフィックボードに選択し、CPUにはCore Ultra 9 285KまたはRyzen 9 9950X3Dを搭載することで、DaVinci Resolveのすべての機能を最大限に活用できる環境が整います。

メモリは64GB以上が必須で、予算が許すなら128GBまで増設すると、大規模なプロジェクトでもメモリ不足によるクラッシュや動作の遅延を避けられます。

ストレージについては、システム用に2TBのPCIe Gen.5 SSD、作業用に4TBのPCIe Gen.4 SSD、アーカイブ用にさらに8TB以上のSSDを用意すれば、プロフェッショナルな制作環境として不足はありません。

最高峰の編集体験を実現する要素

ハイエンド構成では、パーツ選びの細部にまでこだわることで、さらなる性能向上が期待できます。

CPUクーラーは大型の空冷クーラーか、360mmラジエーターを搭載した本格的な簡易水冷クーラーを選択することで、高負荷時でも安定した動作を維持できます。

ケースについても、エアフローに優れたモデルを選ぶことが重要で、NZXTやLian Liのピラーレスケースなら、内部の熱を効率的に排出しながら美しい見た目も楽しめます。

電源ユニットは1000W以上の高品質なモデルを選び、将来的なアップグレードにも対応できる余裕を持たせた方がいいでしょう。


プロダクション環境としての信頼性

この構成なら、映画やCM制作などの商業プロダクションでも通用する性能を持っています。

8K RAW素材のリアルタイムプレビュー、複数のカラーグレーディングノードを重ねた高度な色彩調整、Fusionでの複雑なモーショングラフィックス制作、これらすべてを快適に行えるのは驚きのひとことです。

レンダリング時間も大幅に短縮され、4K映像の書き出しが従来の半分以下の時間で完了することもあります。

時間がお金に直結するプロフェッショナルな現場では、この性能差が制作スケジュールと収益性に大きく影響してくるわけです。

パーツ 推奨スペック
GPU GeForce RTX5080 / RTX5090
CPU Core Ultra 9 285K / Ryzen 9 9950X3D
メモリ 64GB~128GB DDR5-5600
ストレージ 2TB PCIe Gen.5 SSD + 4TB Gen.4 SSD + 8TB SSD
CPUクーラー 大型空冷または360mm簡易水冷
電源 1000W以上 80PLUS Gold以上
予算目安 50万円~80万円

グラフィックボード選択の重要性

グラフィックボード選択の重要性

パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN ZEFT R60IE

パソコンショップSEVEN ZEFT R60IE
【ZEFT R60IE スペック】
CPUAMD Ryzen5 9600 6コア/12スレッド 5.20GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
マザーボードAMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
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パソコンショップSEVEN ZEFT R60IE

パソコンショップSEVEN SR-u7-6170D/S9

パソコンショップSEVEN SR-u7-6170D/S9
【SR-u7-6170D/S9 スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265K 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
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パソコンショップSEVEN SR-u7-6170D/S9

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56AB

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56AB
【ZEFT Z56AB スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースCoolerMaster Silencio S600
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
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パソコンショップSEVEN ZEFT Z56AB

パソコンショップSEVEN SR-u5-4070N/S9

パソコンショップSEVEN SR-u5-4070N/S9
【SR-u5-4070N/S9 スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
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パソコンショップSEVEN SR-u5-4070N/S9

パソコンショップSEVEN ZEFT R59FBA

パソコンショップSEVEN ZEFT R59FBA
【ZEFT R59FBA スペック】
CPUAMD Ryzen7 9700X 8コア/16スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060Ti (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P10 FLUX
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B650 チップセット ASRock製 B650M Pro X3D WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
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パソコンショップSEVEN ZEFT R59FBA

NVIDIAとAMDの選び方

DaVinci Resolveで使用するグラフィックボードを選ぶ際、NVIDIAのGeForce RTXシリーズとAMDのRadeon RXシリーズのどちらを選ぶかは重要な判断ポイントです。

DaVinci ResolveはNVIDIA GPUとの相性が特に良く、CUDA対応による高速処理が期待できます

GeForce RTX 50シリーズは、Blackwellアーキテクチャの採用により、レイトレーシング性能とAI処理能力が大幅に向上しており、特にDLSS 4やニューラルシェーダへの対応が映像編集においても恩恵をもたらします。

一方、Radeon RX 90シリーズもRDNA 4アーキテクチャとFSR 4の搭載により、コストパフォーマンスに優れた選択肢として注目が集まっています。

VRAM容量と編集解像度の関係

グラフィックボードを選ぶ際、GPU性能だけでなくVRAM容量も重要な要素になります。

フルHD編集なら8GBのVRAMでも対応できますが、4K編集では12GB以上、8K編集や複雑なエフェクト作業を行うなら16GB以上のVRAMを搭載したモデルを選択した方がいいでしょう。

RTX5070TiやRTX5080は16GB以上のGDDR7メモリを搭載しており、大容量の映像素材を扱う際にもVRAM不足によるパフォーマンス低下を避けられます。

特にカラーグレーディングで複数のノードを使用したり、Fusionで高解像度の合成作業を行ったりする場合、VRAM容量が作業の快適さを左右することが分かっています。

複数GPU構成の検討

プロフェッショナルな制作環境では、複数のグラフィックボードを搭載する構成も選択肢がいくつもあります。

DaVinci Resolve Studioは複数GPUに対応しており、2枚以上のグラフィックボードを搭載することでレンダリング速度が大幅に向上します。

ただし複数GPU構成を組む場合、電源容量やケースのスペース、冷却性能など考慮すべき要素が増えるため、初心者には単一の高性能GPUを選ぶ方が管理しやすいかもしれません。

予算と用途を考慮して、まずは単一GPUで始め、必要に応じて増設を検討するアプローチが現実的です。

CPU選択とエンコード性能

CPU選択とエンコード性能

IntelとAMDの性能比較

DaVinci Resolve用のCPUを選ぶ際、Intel Core UltraシリーズとAMD Ryzen 9000シリーズのどちらを選ぶかは、作業内容によって最適解が変わってきます。

Core Ultra 200シリーズはNPUを統合しAI処理を強化しており、将来的なAI機能の活用を見据えた選択として魅力的です。

一方、Ryzen 9000シリーズ、特にX3Dモデルは大容量の3D V-Cacheを搭載しており、マルチスレッド性能が要求されるレンダリング作業で優れたパフォーマンスを発揮します。

Ryzen 7 9800X3DやRyzen 9 9950X3Dは、長時間のエンコード作業において高い効率性を示すことが分かっています

最新CPU性能一覧


型番 コア数 スレッド数 定格クロック 最大クロック Cineスコア
Multi
Cineスコア
Single
公式
URL
価格com
URL
Core Ultra 9 285K 24 24 3.20GHz 5.70GHz 42708 2460 公式 価格
Ryzen 9 9950X 16 32 4.30GHz 5.70GHz 42463 2264 公式 価格
Ryzen 9 9950X3D 16 32 4.30GHz 5.70GHz 41502 2255 公式 価格
Core i9-14900K 24 32 3.20GHz 6.00GHz 40801 2353 公式 価格
Ryzen 9 7950X 16 32 4.50GHz 5.70GHz 38289 2074 公式 価格
Ryzen 9 7950X3D 16 32 4.20GHz 5.70GHz 38214 2045 公式 価格
Core Ultra 7 265K 20 20 3.30GHz 5.50GHz 36990 2351 公式 価格
Core Ultra 7 265KF 20 20 3.30GHz 5.50GHz 36990 2351 公式 価格
Core Ultra 9 285 24 24 2.50GHz 5.60GHz 35373 2193 公式 価格
Core i7-14700K 20 28 3.40GHz 5.60GHz 35234 2230 公式 価格
Core i9-14900 24 32 2.00GHz 5.80GHz 33498 2204 公式 価格
Ryzen 9 9900X 12 24 4.40GHz 5.60GHz 32646 2233 公式 価格
Core i7-14700 20 28 2.10GHz 5.40GHz 32282 2098 公式 価格
Ryzen 9 9900X3D 12 24 4.40GHz 5.50GHz 32172 2189 公式 価格
Ryzen 9 7900X 12 24 4.70GHz 5.60GHz 29027 2036 公式 価格
Core Ultra 7 265 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28319 2152 公式 価格
Core Ultra 7 265F 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28319 2152 公式 価格
Core Ultra 5 245K 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25252 0 公式 価格
Core Ultra 5 245KF 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25252 2171 公式 価格
Ryzen 7 9700X 8 16 3.80GHz 5.50GHz 22907 2208 公式 価格
Ryzen 7 9800X3D 8 16 4.70GHz 5.40GHz 22895 2088 公式 価格
Core Ultra 5 235 14 14 3.40GHz 5.00GHz 20693 1856 公式 価格
Ryzen 7 7700 8 16 3.80GHz 5.30GHz 19354 1934 公式 価格
Ryzen 7 7800X3D 8 16 4.50GHz 5.40GHz 17593 1813 公式 価格
Core i5-14400 10 16 2.50GHz 4.70GHz 15921 1775 公式 価格
Ryzen 5 7600X 6 12 4.70GHz 5.30GHz 15169 1978 公式 価格

コア数とクロック速度のバランス

映像編集において、CPUのコア数とクロック速度のどちらを優先すべきかとお悩みの方は多いのではないでしょうか。

DaVinci Resolveのカラーグレーディングやエフェクト処理はGPU依存度が高いものの、エンコードやデコード、タイムライン上での素材管理などはCPU性能に依存します。

一般的に、8コア16スレッド以上のCPUを選択すれば、4K編集でも快適に作業できます。

Core Ultra 7 265Kは20コア(8P+12E)、Ryzen 7 9700Xは8コア16スレッドという構成で、どちらも4K編集には充分な性能を持っています。

8K編集や複数のアプリケーションを同時に使用する場合は、Core Ultra 9 285Kの24コアやRyzen 9 9950X3Dの16コアといった、より多くのコアを持つCPUが有利です。

ハードウェアエンコーディングの活用

最近のCPUとGPUは、H.264やH.265(HEVC)などのコーデックに対応したハードウェアエンコーダーを内蔵しており、DaVinci Resolveでもこれらを活用することで書き出し時間を大幅に短縮できます。

Intel Core UltraシリーズはQuick Sync Video、AMD RyzenシリーズはVCE、NVIDIA GeForceシリーズはNVENCといったハードウェアエンコーダーを搭載しています。

特にNVIDIAのNVENCは品質と速度のバランスに優れており、YouTubeやSNS向けの動画書き出しでは、ソフトウェアエンコードと比較しても画質の劣化がほとんど感じられないレベルに達しています。

プロジェクトの最終書き出しではソフトウェアエンコードを使用し、プレビュー用や確認用の書き出しではハードウェアエンコードを使い分けるのも効果的です。


パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56T

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56T
【ZEFT Z56T スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースCoolerMaster Silencio S600
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56T

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55WH

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55WH
【ZEFT Z55WH スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265F 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースASUS Prime AP201 Tempered Glass ホワイト
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55WH

パソコンショップSEVEN SR-u7-6090B/S9ND

パソコンショップSEVEN SR-u7-6090B/S9ND
【SR-u7-6090B/S9ND スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
メモリ128GB DDR5 (32GB x4枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-u7-6090B/S9ND

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58I

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58I
【ZEFT Z58I スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ブラック
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z58I

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55CM

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55CM
【ZEFT Z55CM スペック】
CPUIntel Core i5 14400F 10コア/16スレッド 4.70GHz(ブースト)/2.50GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (8GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースASUS Prime AP201 Tempered Glass ホワイト
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードintel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55CM

メモリとストレージの最適化

メモリとストレージの最適化

メモリ容量の決め方

DaVinci Resolveで快適に作業するためのメモリ容量は、編集する映像の解像度とプロジェクトの複雑さによって決まります。

フルHD編集なら16GBでも最低限の作業はできますが、バックグラウンドでブラウザやメールクライアントを開いたり、音楽を再生したりすることを考えると、32GBを搭載しておくと余裕が生まれます。

4K編集では32GBが標準的な容量で、複数のタイムラインを開いたり、カラーグレーディングで多数のノードを使用したりする場合は64GBまで増設すると安心です。

8K編集や、After EffectsやPhotoshopなど他のAdobe製品と併用する場合は、64GB以上、できれば128GBのメモリを搭載した方がいいでしょう。

DDR5メモリの選択基準

現在の主流はDDR5-5600規格のメモリで、Intel Core UltraシリーズもAMD Ryzen 9000シリーズも標準でDDR5に対応しています。

メモリメーカーとしては、Micron(Crucial)、GSkill、Samsungが人気で、これらのメーカーの製品なら信頼性と互換性の面で安心感があります。

メモリを選ぶ際は、単に容量だけでなく、デュアルチャネル構成にすることも重要です。

32GBのメモリを搭載する場合、16GB×2枚の構成にすることで、メモリ帯域幅が倍増し、大容量データの読み書き速度が向上します。

将来的な増設を考えるなら、4スロットあるマザーボードを選び、最初は2スロットを使用して残りを空けておくという戦略も有効です。

ストレージ構成の戦略

映像編集用のストレージ構成では、速度と容量のバランスを考慮した複数ドライブの使い分けが効果的です。

システムとアプリケーション用に1TBから2TBのPCIe Gen.4 SSDを用意し、作業中のプロジェクトファイルと素材用に2TBから4TBの高速SSDを追加、完成したプロジェクトのアーカイブ用にさらに大容量のSSDを用意するという構成が理想的です。

PCIe Gen.5 SSDは最大14,000MB/s超の読込速度を実現していますが、発熱が非常に高く大型ヒートシンクやアクティブ冷却が必要になるため、コストパフォーマンスを考えるとPCIe Gen.4 SSDが現時点では主流です。

WD(WESTERN DIGITAL)、Crucial、キオクシアといった信頼性の高いメーカーのSSDを選択すれば、長期間安定して使用できます。

キャッシュとプロキシの保存先

DaVinci Resolveでは、プロジェクトのキャッシュファイルやプロキシファイルが大量に生成されるため、これらの保存先を適切に設定することが作業効率に影響します。

キャッシュファイルは頻繁に読み書きされるため、高速なSSDに保存することでプレビューやレンダリングの速度が向上します。

プロキシファイルについては、元素材よりも低解像度のファイルを生成して編集作業を軽くする機能ですが、これも高速なSSDに保存することで、タイムライン上でのスクラブやプレビュー再生がスムーズになります。

システムドライブとは別の専用ドライブをキャッシュ用に用意すると、システム全体のパフォーマンスが向上するあたりに工夫の余地を感じます。

BTOパソコンと自作PCの選択

BTOパソコンと自作PCの選択

BTOパソコンのメリット

DaVinci Resolve用のPCを用意する際、BTOパソコンを購入するか自作するかという選択肢があります。

BTOパソコンの最大のメリットは、パーツの相性問題を気にせず、保証付きで完成品が手に入ることです。

特に映像編集を本業としている方や、PCの組み立てに時間を割きたくない方にとって、BTOパソコンは効率的な選択といえます。

最近のBTOパソコンショップでは、グラフィックボード、CPU、メモリ、ストレージ、CPUクーラー、ケースなど、主要パーツを自由にカスタマイズできるサービスが当たり前になっています。

人気メーカーのパーツを選択できるショップなら、自作PCと同等の品質を保証付きで手に入れられるため、初心者から上級者まで幅広く支持されています。

自作PCの魅力と注意点

自作PCの魅力は、すべてのパーツを自分で選択できる自由度の高さと、BTOパソコンよりもコストを抑えられる可能性があることです。

特にパーツの価格変動を見ながらセール時期に購入したり、一部のパーツを流用したりすることで、予算を効率的に使えます。

ただし自作PCには、パーツの相性問題や組み立て時のトラブル、初期不良時の対応など、ある程度の知識と経験が必要になります。

初めて映像編集用のPCを組む場合、パーツ選びから組み立て、OSのインストール、ドライバの設定まで、すべてを自分で行う必要があるため、時間と労力がかかることを覚悟しなければなりません。

カスタマイズの自由度を活かす

BTOパソコンでも自作PCでも、映像編集用途に最適化するためのカスタマイズポイントは共通しています。

グラフィックボードとCPUの組み合わせ、メモリ容量、ストレージ構成、冷却システムといった要素を、自分の編集スタイルと予算に合わせて調整することが重要です。

例えば、カラーグレーディングを重視するならグラフィックボードに予算を多く割り当て、長時間のレンダリング作業が多いならCPUとメモリを強化するといった具合に、作業内容に応じた優先順位をつけることで、限られた予算内で最大の効果を得られます。

BTOパソコンのカスタマイズ画面で各パーツの価格差を確認しながら、コストパフォーマンスの高い構成を探すのも楽しい作業です。

予算別の推奨構成まとめ

予算別の推奨構成まとめ

20万円以下のエントリー構成

予算20万円以下でDaVinci Resolve用のPCを組むなら、フルHD編集を中心とした構成になります。

GeForce RTX5060TiとCore Ultra 5 235Fまたはryzen 5 9600を組み合わせ、メモリは32GB、ストレージは1TBのPCIe Gen.4 SSDという構成が基本です。

この予算帯では、パーツ選びの優先順位が重要で、グラフィックボードに予算の30%程度を割り当て、CPUとメモリにそれぞれ20%程度、残りをストレージやケース、電源などに配分するバランスが効果的です。

将来的なアップグレードを見据えて、電源は余裕のある容量を選び、メモリスロットに空きを残しておくと、後から増設する際の手間が省けます。

30万円前後のミドル構成

予算30万円前後なら、4K編集に対応した本格的な構成が組めます。

GeForce RTX5070とCore Ultra 7 265Kまたはryzen 7 9700Xを中心に、メモリは32GBから64GB、ストレージは2TBのPCIe Gen.4 SSDに加えて4TBのSSDを追加するという構成が標準的です。

この予算帯になると、CPUクーラーやケースにもこだわる余裕が生まれ、冷却性能とデザイン性を両立したパーツを選択できます。

DEEPCOOLやCorsairの簡易水冷クーラー、NZXTやLian Liのピラーレスケースなど、性能だけでなく見た目も楽しめるパーツを組み込むことで、作業環境のモチベーションも向上します。

50万円以上のハイエンド構成

予算50万円以上を投じるなら、8K編集やVFX作業にも対応できるハイエンド構成が実現します。

GeForce RTX5080またはRTX5090とCore Ultra 9 285KまたはRyzen 9 9950X3Dを組み合わせ、メモリは64GBから128GB、ストレージは複数の高速SSDを組み合わせた大容量構成が可能です。

この価格帯では、パーツの品質にも妥協せず、電源は1000W以上の80PLUS Platinum以上のモデル、CPUクーラーは360mmラジエーターの本格的な簡易水冷、ケースはエアフローとデザイン性に優れた高級モデルを選択できます。

極上の映像編集体験を楽しみたいなら、これ一択。

予算帯 GPU CPU メモリ ストレージ 対応解像度
~20万円 RTX5060Ti Core Ultra 5 235F 32GB 1TB SSD フルHD
~30万円 RTX5070 Core Ultra 7 265K 32~64GB 2TB + 4TB SSD 4K
50万円~ RTX5080/5090 Core Ultra 9 285K 64~128GB 複数SSD大容量 8K

周辺機器との組み合わせ

周辺機器との組み合わせ

モニター選択の重要性

DaVinci Resolveで映像編集を行う際、PC本体のスペックだけでなく、モニター選択も作業効率と品質に大きく影響します。

カラーグレーディングを行うなら、色域カバー率が高く、キャリブレーション機能を持つ専用モニターが必要です。

最低でもsRGBカバー率99%以上、できればDCI-P3やAdobe RGBに対応したモニターを選択することで、正確な色彩表現が可能になります。

解像度については、4K編集を行うなら4Kモニター、8K編集なら可能であれば8Kモニターを使用することで、細部まで確認しながら作業できます。

入力デバイスの最適化

映像編集の効率を上げるために、専用のコントロールパネルやカラーグレーディング用のパネルを導入する選択肢もあります。

Blackmagic DesignのDaVinci Resolve専用コントロールパネルは、カラーホイールやトラックボールを使った直感的な操作が可能で、マウスとキーボードだけの作業と比較して格段に効率が向上します。

また、左手デバイスとして、プログラマブルなキーパッドやダイヤル付きのコントローラーを導入することで、よく使う機能をワンタッチで呼び出せるようになり、作業のテンポが大きく改善します。

TourBoxやLoupedeck Liveといった製品が映像編集者の間で人気を集めています。

オーディオ環境の整備

映像編集では映像だけでなく音声の編集も重要で、正確な音声モニタリングができる環境を整えることも大切です。

スタジオモニタースピーカーやリファレンスヘッドホンを使用することで、音声のバランスやノイズを正確に確認できます。

特にYouTubeやSNS向けの動画では、視聴者の多くがスマートフォンやイヤホンで視聴するため、様々な再生環境を想定した音声チェックが必要です。

複数のモニタリング環境を用意することで、どんな環境でも聞きやすい音声ミックスを実現できます。

将来のアップグレード計画

将来のアップグレード計画

段階的な性能向上の戦略

DaVinci Resolve用のPCは、最初から完璧な構成を目指すのではなく、段階的にアップグレードしていく戦略も有効です。

まずは必要最低限の構成で始め、スキルの向上や案件の規模拡大に合わせて、グラフィックボードやメモリ、ストレージを追加していくアプローチなら、初期投資を抑えながら長期的に最適な環境を構築できます。

特にグラフィックボードは、映像編集の性能に直結するパーツであり、かつ比較的交換が容易なため、最初のアップグレード対象として最適です。

エントリーグレードのRTX5060Tiから始めて、4K編集の需要が増えたらRTX5070やRTX5070Tiにアップグレードするという計画を立てておくと、無駄な出費を避けられます。

メモリとストレージの増設タイミング

メモリとストレージは、作業中に不足を感じたタイミングで増設するのが効率的です。

メモリについては、タスクマネージャーでメモリ使用率を確認し、頻繁に90%以上に達するようなら増設のタイミングといえます。

ストレージについても、空き容量が全体の20%を下回ると読み書き速度が低下する傾向があるため、定期的に容量をチェックして、必要に応じて追加していくことが重要です。

最初は2TBのSSDで始めて、プロジェクトが増えてきたら4TBや8TBのSSDを追加するという段階的な拡張が現実的です。

技術進化への対応

PC業界は技術進化のスピードが速く、数年で新しい規格やアーキテクチャが登場します。

ただし、映像編集用のPCは、最新のゲーミングPCほど頻繁なアップグレードは必要ありません。

グラフィックボードとCPUは3年から5年程度、メモリとストレージは必要に応じて増設という考え方で、長期的に使用できます。

将来的にPCIe Gen.6やDDR6といった新規格が登場しても、現在のPCIe Gen.4やDDR5の性能で、4K編集なら充分に対応できる期間が続くと予想しています。

むしろ、新しいコーデックやAI機能への対応など、ソフトウェア側の進化に合わせてハードウェアをアップグレードするという視点が重要になってくるでしょう。

実際の運用とメンテナンス

実際の運用とメンテナンス

定期的な清掃とメンテナンス

DaVinci Resolve用のPCは、長時間の高負荷作業を行うため、定期的な清掃とメンテナンスが欠かせません。

特にグラフィックボードやCPUクーラーのファンには埃が溜まりやすく、冷却性能の低下につながるため、3ヶ月に1回程度はケースを開けてエアダスターで清掃することをおすすめします。

ストレージについても、定期的に健康状態をチェックするツールを使用して、エラーや劣化の兆候がないか確認しましょう。

CrystalDiskInfoなどのフリーソフトを使えば、SSDの書き込み量や温度、エラー発生状況を簡単に確認できます。

温度管理と動作環境

映像編集用のPCは、レンダリング時に長時間高負荷状態が続くため、温度管理が重要です。

CPUやGPUの温度が80度を超える状態が続くと、サーマルスロットリングが発生して性能が低下したり、パーツの寿命が縮んだりする可能性があるからです。

室温が高い夏場は特に注意が必要で、エアコンで室温を25度前後に保つことが理想的です。

また、PCケースの設置場所も重要で、壁際に密着させず、背面や側面に10cm以上の空間を確保することで、排熱効率が向上します。

バックアップ体制の構築

映像編集のプロジェクトファイルや素材は、クライアントワークの場合は特に重要な資産であり、データ損失は致命的な問題になります。

作業中のプロジェクトは、最低でも2箇所以上にバックアップを取る体制を構築することが必須です。

NASやクラウドストレージを活用した自動バックアップシステムを構築すれば、万が一のトラブル時にも迅速に復旧できます。

特に大容量の映像素材を扱う場合、高速なネットワーク接続を持つNASを導入することで、バックアップ時間を短縮しながら安全性を確保できます。

よくある質問

よくある質問

DaVinci Resolve無料版とStudio版でPC要件は変わりますか

DaVinci Resolveの無料版とStudio版では、基本的なPC要件に大きな違いはありませんが、Studio版では複数GPU対応やより高度なエフェクト機能が使えるため、ハイエンド構成の恩恵をより受けやすくなります。

無料版でも4K編集は可能ですが、一部の機能制限があるため、本格的な商業制作を行うならStudio版の導入を検討した方がいいでしょう。

MacとWindowsどちらが映像編集に向いていますか

DaVinci ResolveはMacとWindowsの両方に対応しており、基本的な機能に差はありませんが、WindowsではNVIDIA GPUのCUDA対応による高速処理が利用できる点が大きなアドバンテージです。

また、WindowsではBTOパソコンや自作PCによる柔軟なカスタマイズが可能で、予算に応じた最適な構成を組みやすいという利点があります。

グラフィックボードは後から交換できますか

グラフィックボードは、PCパーツの中でも比較的交換が容易な部類に入ります。

ただし、新しいグラフィックボードに交換する際は、電源容量が充分か、ケース内のスペースに収まるか、PCIeスロットの規格が対応しているかを確認する必要があります。

BTOパソコンの場合、保証期間内の改造は保証対象外になる可能性があるため、事前に確認しましょう。

最新グラフィックボード(VGA)性能一覧


GPU型番 VRAM 3DMarkスコア
TimeSpy
3DMarkスコア
FireStrike
TGP 公式
URL
価格com
URL
GeForce RTX 5090 32GB 48289 101690 575W 公式 価格
GeForce RTX 5080 16GB 31886 77886 360W 公式 価格
Radeon RX 9070 XT 16GB 29904 66600 304W 公式 価格
Radeon RX 7900 XTX 24GB 29827 73249 355W 公式 価格
GeForce RTX 5070 Ti 16GB 26939 68764 300W 公式 価格
Radeon RX 9070 16GB 26287 60095 220W 公式 価格
GeForce RTX 5070 12GB 21769 56664 250W 公式 価格
Radeon RX 7800 XT 16GB 19755 50362 263W 公式 価格
Radeon RX 9060 XT 16GB 16GB 16424 39278 145W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 16GB 16GB 15862 38108 180W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 8GB 8GB 15726 37886 180W 公式 価格
Arc B580 12GB 14518 34836 190W 公式 価格
Arc B570 10GB 13630 30785 150W 公式 価格
GeForce RTX 5060 8GB 13094 32283 145W 公式 価格
Radeon RX 7600 8GB 10733 31666 165W 公式 価格
GeForce RTX 4060 8GB 10563 28517 115W 公式 価格

メモリは32GBと64GBでどれくらい体感差がありますか

4K編集において、32GBと64GBのメモリ容量の差は、プロジェクトの複雑さによって体感が変わります。

シンプルなカット編集やカラーコレクション程度なら32GBでも充分ですが、複数のタイムラインを開いたり、After Effectsなど他のアプリケーションと併用したりする場合は、64GBあると明らかに快適さが向上します。

SSDの寿命はどれくらいですか

SSDの寿命は、書き込み量(TBW:Total Bytes Written)で決まり、一般的なPCIe Gen.4 SSDなら、1TBモデルで600TBW程度の耐久性があります。

映像編集用途では書き込み量が多くなりますが、通常の使用なら5年以上は問題なく使用できる計算です。

定期的にSSDの健康状態をチェックして、書き込み量が上限に近づいたら交換を検討しましょう。

水冷クーラーは必須ですか

Core Ultra 7やRyzen 7クラスのCPUなら、高性能な空冷クーラーでも充分に冷却できるため、水冷クーラーは必須ではありません。

ただし、Core Ultra 9やRyzen 9の上位モデルを使用し、長時間のレンダリング作業を頻繁に行う場合は、水冷クーラーの方が温度を低く保てるため、安定性と静音性の面で有利です。

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